遊園地の立体迷路の構造

遊園地の立体迷路の床の崩落のニュースを見ました。

あの事故は、どう見ても構造上での問題があります。

(この記事は内容的に後日削除予定です)

どういう構造だったのか

原因は、木材が腐って折れたと言われています。

建物を見る限り、屋根も壁もない構造ですので、雨が木材に直接降り注ぐ状況です。

木材は雨が天敵なので、あれでは木材が腐敗しても当然の結果です。

ユーチューブで子供が同施設で遊ぶ動画を見ましたが、雨が降り注ぐ場所の
木材は、苔が生えて緑色に変色していました。

(腐りかけていた状況が伺えます)

本音では、

「よく、人間を2階の高さに登らせたな」

「よくこれでお客からお金をもらっているな」

というのが本音です。

木材の状況を見ると

木材をよく見ると材質は2×4材のようで、それに防腐ペンキを
塗っていました。

小生もDIYで木材加工をしますが、それの延長線上のような建物です。

小生もDIYで屋外にペンキを塗った2×4材の遊具を作りましたが、3年で
腐って割れています。

立体迷路と同様の工作物でいうと「ウッドデッキ」と同じ状態です。

小生の家にも古いウッドデッキがありますが、経年劣化でペンキ剥がれており、
床が抜けそうな状況です。

立体迷路の梁の入り方を見ると貧弱で、まだ写真のウッドデッキの方が頑丈そうです。

ウッドデッキは高さが無いので、崩落してもけがは少ないですが、立体迷路は3階建て
なので、驚きが隠せません。

建築基準法ではどうなっているのか

建物の建築許可はどうなっているのかも大きな疑問があります。

今まで、なぜあの建物が商業施設として存在していたことが不思議です。

そこでインターネットでのニュースを見ると下記記事を見つけました。

兵庫県や国土交通省によると、

事故が起きた迷路は建築基準法の規制の対象外で、

設置や管理について自治体への申請や届け出義務はなかった。

上記の記事を見て小生は正直驚きました。

やっぱりか

と思いました。

しかしどう見ても建物構築物なので、どうして建築基準法から外れるのか理解に
苦しみます。

関係者には申し上げませんが、立法や行政の運営にも問題があると思います。

遊具メーカーのHPを見てみました

記事を検索して、この遊具メーカーのホームページを見てみました。

またこのメーカーはあまり表に出ていないので、会社名は伏せます。

資格保有者一覧のページがあるのですが、驚いたことに「建築士」がいないのです。

その会社が3階建ての木造建築物を立てていました。

せめて関係資格の、「宅建士やマンション管理士」などの資格保有者でもいればと
思いますが。

よくもこの危険に対して、誰も気が付かなかったのか、疑問がより深まりました。

今後どうなるのか

被害にあわれた方には恐縮ですが、今回の事故は起こるべくして起きています。

行政の建築基準法の運用方法にも波紋が広がるでしょう。

また今後国土交通省が、同じような立体迷路を撤去する命令を出すと思われます。

仮にもし同じような立体迷路の建物を建設するのであれば、せめて「屋根と壁」は必要です。

そして換気を良くして、木材の腐敗対策が必要で、木材建築物の常識です。

それか、腐敗しない材料を使用するべきです。

将来的に商業遊園地での、危険な遊具施設がなくなることが望まれます。

おしまい。


【世界のDIY無垢材・集成材 通販のマルトク】

【空室の店舗や、空き駐車場などのスペースを日貸しレンタルができるサイト】


不動産投資ランキング
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。