中学生の娘の技術の話を聞いていたのですが、時代遅れすぎて驚きました。
技術の学校教育に対する批判の内容が含まれますので、興味が無い方は
読み飛ばしてください。
最近のDIY事情
言うまでも無いのですが、最近はテレビのゴールデンタイムで「ヒロミ工務店」
が、DIYの技術を見せて良い視聴率を稼いでいるようです。
ヒロミさんはインパクトドライバーを持って作業をしています。
それが現代(令和)の常識だと思います。
長女から聞いた学校の技術で勉強している内容は、古典すぎて時代
遅れさに驚きました。
どんな内容だったのか
まず、釘打ちを習っているようです。
![](https://i0.wp.com/yutaiyaro.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_20230128_223822-1.jpg?resize=300%2C225)
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最近はビス(ネジ)を使います。
小生が知る限りの現場では、一部隠し釘などが残っていますが、
間違いなく主流はビスです。
そして、教材を見ると釘の呼び名や長さなどが出ていました。
![](https://i0.wp.com/yutaiyaro.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_20230128_223741.jpg?resize=680%2C510)
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ビスに関してはDIYの経験上、種類や寸法の重要性を感じて自然に
覚えていきました。
釘に関してはすでに小生の道具箱には入っておらず、現代の現場からは
消えた技術となっています。
なぜ学校は「釘を教えているのか」「ビスを教えないのか」全く理解が
できません。
卓上ボール盤
木材に穴をあけるために、卓上ボール盤を使うそうです。
![](https://i0.wp.com/yutaiyaro.com/wp-content/uploads/2023/01/s-IMG_20230128_223726.jpg?resize=680%2C510)
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2㎝程度の木材に穴をあけるのに、この機械を使うことを習うそうです。
どう考えても現代ではインパクトドライバーではないでしょうか。
ビスと同じですが、現代ではインパクトドライバーが常識になっています。
下記のように6千円あれば、初心者用のドリルドライバーが買える時代です。
アマゾンなら5,100円で、初心者には十分な性能です。
しかしボール盤は数十万円もし、持ち運びもできず現場では見たことはありません。
強いて言うなら木工所や鉄工所にしか置いていない機械です。
2㎝程度の木材に穴をあけるのに、この機械の使用を教えていることに
理解ができません。
きりによる穴あけ
きりを使って下穴をあけることを習っています。
![](https://i0.wp.com/yutaiyaro.com/wp-content/uploads/2023/01/s-IMG_20230128_223748.jpg?resize=300%2C225)
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きりについては小生の道具箱に入っていますし、きり下穴をあけることに
ついては多少は理解できますが、やはり時代遅れです。
しかしこれに関しても、インパクトドライバーにドリルビットを付ければ
終わりではないでしょうか。
インパクトドライバーの技術の教科書の取り扱い
技術の教科書は、上記の作業を6ページかけて教えた後に、やっと
ドリルドライバーについて記載がありました。
どこかお分かりになりますでしょうか。
![](https://i0.wp.com/yutaiyaro.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_20230128_223847-1.jpg?resize=680%2C510)
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ここです。
「能率よく下穴をあける方法」と記載しています。
能率が良いなら、なぜ最初からこの方法を教えないのでしょうか?
なぜDIYの主役が最後の付録に出るのでしょうか?
小生なら、前段のすべてのページにインパクトドライバーの使い方やビス、
ドリル穴あけ知識について記載し、それ以外の情報は補足知識とします。
教えるべき内容と補足情報が反対になっています。
他にも
この他にも授業で、「糸のこ盤」「帯のこ盤」を教えるようですが、現代では
ジグソーでないでしょうか。
ジグソーも電気コード式なら5千円程度で販売しています。
同じく数センチの板を加工するのにこれを使うセンスを疑います。
ボール盤などの機械は数十万円もするので、これを自宅で所有できる個人は
まずいないと思います。
なんでこんな非現実的なことを教えているのか理解に苦しみます。
まとめ
さんざん技術の学校教育に対する批判を行ってしまいましたが、このような
授業内容ではいけないと感じました。
小生が考える技術の授業は、
将来大人になった時に、何か役に立つことを教える。
ことです。
変なことを教えて、むしろ「難しい・できないことを刷り込んでいる」ように
さえ感じます。
なぜこのような授業内容になったのか不思議ですが、もし技術の授業内容
を作られている教育関係者が見られているようでしたら、授業内容の
アップデートの検討をお願いしたいものです。
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おしまい。
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