中学校の技術の授業とDIY現実の差に驚いた

中学生の娘の技術の話を聞いていたのですが、時代遅れすぎて驚きました。

技術の学校教育に対する批判の内容が含まれますので、興味が無い方は

読み飛ばしてください。

最近のDIY事情

言うまでも無いのですが、最近はテレビのゴールデンタイムで「ヒロミ工務店」

が、DIYの技術を見せて良い視聴率を稼いでいるようです。

ヒロミさんはインパクトドライバーを持って作業をしています。

それが現代(令和)の常識だと思います。

長女から聞いた学校の技術で勉強している内容は、古典すぎて時代

遅れさに驚きました。

どんな内容だったのか

まず、釘打ちを習っているようです。

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最近はビス(ネジ)を使います。

小生が知る限りの現場では、一部隠し釘などが残っていますが、

間違いなく主流はビスです。

そして、教材を見ると釘の呼び名や長さなどが出ていました。

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ビスに関してはDIYの経験上、種類や寸法の重要性を感じて自然に

覚えていきました。

釘に関してはすでに小生の道具箱には入っておらず、現代の現場からは

消えた技術となっています。

なぜ学校は「釘を教えているのか」「ビスを教えないのか」全く理解が

できません。

卓上ボール盤

木材に穴をあけるために、卓上ボール盤を使うそうです。

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2㎝程度の木材に穴をあけるのに、この機械を使うことを習うそうです。

どう考えても現代ではインパクトドライバーではないでしょうか。

ビスと同じですが、現代ではインパクトドライバーが常識になっています。

下記のように6千円あれば、初心者用のドリルドライバーが買える時代です。

 

しかしボール盤は数十万円もし、持ち運びもできず現場では見たことはありません。

強いて言うなら木工所や鉄工所にしか置いていない機械です。

2㎝程度の木材に穴をあけるのに、この機械の使用を教えていることに

理解ができません。

きりによる穴あけ

きりを使って下穴をあけることを習っています。

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きりについては小生の道具箱に入っていますし、きり下穴をあけることに

ついては多少は理解できますが、やはり時代遅れです。

しかしこれに関しても、インパクトドライバーにドリルビットを付ければ

終わりではないでしょうか。

インパクトドライバーの技術の教科書の取り扱い

技術の教科書は、上記の作業を6ページかけて教えた後に、やっと

ドリルドライバーについて記載がありました。

どこかお分かりになりますでしょうか。

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ここです。

「能率よく下穴をあける方法」と記載しています。

能率が良いなら、なぜ最初からこの方法を教えないのでしょうか?

なぜDIYの主役が最後の付録に出るのでしょうか?

小生なら、前段のすべてのページにインパクトドライバーの使い方やビス、

ドリル穴あけ知識について記載し、それ以外の情報は補足知識とします。

教えるべき内容と補足情報が反対になっています。

他にも 

この他にも授業で、「糸のこ盤」「帯のこ盤」を教えるようですが、現代では

ジグソーでないでしょうか。

ジグソーも電気コード式なら5千円程度で販売しています。

同じく数センチの板を加工するのにこれを使うセンスを疑います。

ボール盤などの機械は数十万円もするので、これを自宅で所有できる個人は

まずいないと思います。

なんでこんな非現実的なことを教えているのか理解に苦しみます。

まとめ

さんざん技術の学校教育に対する批判を行ってしまいましたが、このような

授業内容ではいけないと感じました。

小生が考える技術の授業は、

将来大人になった時に、何か役に立つことを教える。

ことです。

変なことを教えて、むしろ「難しい・できないことを刷り込んでいる」ように

さえ感じます。

なぜこのような授業内容になったのか不思議ですが、もし技術の授業内容

を作られている教育関係者が見られているようでしたら、授業内容の

アップデートの検討をお願いしたいものです。

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おしまい。

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