これは私の身に起きた本当の話の続編です。
水道管の口は、「ぽとん」という小さい音を残して、ユニットバスの壁の裏側に
落ちて行ったのです。
落ちた音「ぽっとん」は、ゾッとする音でした。
目次
何が起きたのか
本来であれば、下記赤丸の「固定バンド」で水道管は固定されています。
しかしバンドは施工不良で固定されていませんでした。
そして給水管の根元は、ユニットバスの壁の裏側のどこかに行ってしまったのです。
大変なことが起きてしまった。
当然こんな小さな穴から落ちた水道管を拾い上げることはほぼ不可能です。
普通に考えると、復旧にはユニットバスの壁を壊す必要があります。
ユニットバスの費用は30万円程度は掛かることは知っています。
また運が悪いことに今回は2階の風呂のユニットバスです。
これらを考えると、起こったことの重大さに絶望感にさいなまれました。
自問自答
どうして私は無駄なDIYなどしてしまったのだろうか。
水栓交換自体行わず、蛇口の取っ手だけ交換して小奇麗にすればよかったのに。
だから壁の据え付け型の水栓工事は嫌なんだ。
今回で直接壁付けの水道管の工事の失敗は3回目だ。
補修に水道屋さんを呼ぶにしても、この状況なら仕事を受けてくれないかもしれない。
そもそもユニットバスの壁面交換には数十万円は掛かるだろうな。
現実から逃げ出したい だけど何とかしなければ
この絶望感の中、何とか復旧しなければこの部屋を貸し出すことが永遠出来ない。
しかし、この小さな穴から水道パイプを拾い上げることは最高難易度である。
私はただ茫然と、水道管が落ちてしまった穴を眺めていた。
そこで、気を落ち着けるために休憩を取り、ジュースを飲んだ。
ついてきていた三女は私に、
「まだ時間がかかるの?」と聞いてきた。
私は、
「今日の作業はとても長くなるよ。」
と伝えた。
三女は嫌な顔をしたが、そのまま私のスマホゲームをしていた。
穴をライトでよく見ると 奇跡が起きる
休憩をした後、穴の中をライトでよく見ると、水道管が遠くに見えました。
水道管は温水管だったので、管にポリエステルのカバーがかぶせてあった。
少しだけ復旧できる可能性が残っていた。
私は持っていた長細いきりを穴に突っ込み、水道管のポリエステルに突き刺して
管を呼び込んでみました。
すると奇跡が起きました。
何とか水道管を元に位置に持ってくることができました。
どうやって新しい水栓口を取り付けるのか
水道管を元の位置に持ってきたが、押さえつけることができないので、
新しい水道管を差し込むことができません。
壁の中の水道管の口は下記の写真のような構造になっています。
通常はユニットバスを組み立てる前に、ビスを打ち込んで建物と固定するのですが、
今回その固定の作業が行われていませんでした。
施工不良も甚だしい状態です。
そこで一か八か、水道管の壁の穴から赤丸の部分に長いビスを入れて、水道管を
仮固定して水栓を取り付けることにしました。
どのみち復旧にはユニットバスを取り壊す工事になるので、失敗しても結果は
同じなので強行することにしました。
今回取り付ける水栓
今回は三栄水栓のワンタッチ水栓を取り付けます。
1万円を切った商品ですが見た目が良く、シンプルな機能で使いやすいので
結構お勧めの商品です。
価格は9,600円(税込み、ポイント分減算価格)です。
カクダイ社の製品より、三栄社の方が微妙に値段が高いのですが、取り付け時の
不具合が少ない気がしますのでいつも三栄水栓を使っています。
(パイプねじ部分の造りが三栄の方が良い気がしています。)
素人なので取り付けが容易なベンリータイプにするべきですが、古い水栓が
ベンリータイプでないため、普通タイプでの作業になります。
水栓取り付け作業
取り付け作業は穴にビスを差し込んだ状態で、無理やり水栓側の管を水道管に
差し込みました。
壁や管に傷がつく可能性がありますが、今回は無理やり強行します。
シールテープは少なめで取り付けます。
過去の経験から、シールテープ多めだと管がうまく回りません。
水漏れの可能性もありましたが、逃げ出したい一心で一気に取り付けました。
そして、意外にも取り付けることができました。
取り付け後の状況(印象は?メリットとデメリット)
取り付け後の写真です。
写真ではうまく取り付けれました。
しかし本当は少し傾いた状態になっています。
いつもであれば修正するのですが、今回は無駄なことをして、振り出しに
戻りたくないので修正しません。
そして肝心の「水漏れ」を確認しましたが、大丈夫な様子でした。
まとめ
風呂の水栓の交換ですが、やはり壁付型は難易度が高いです。
今回は水栓交換だけで2時間かかり、また嫌な汗を大量にかきました。
(パチンコで10万円負けた時にかく汗です)
小生の過去の経験から築古の壁付きタイプの水栓交換は、50%程度の確率で
このようなトラブルになり難易度が高いです。
過去の失敗経験から、可能な限り同じメーカーの水栓を使用して壁の根元部分
は触らないことを心がけていました。
(古い水栓の根元部分を流用するようにしていました)
またできるだけベンリータイプを使用して、失敗確率を減らしています。
皆様も、築古で壁付型はプロに施工を任せた方が良いかもしれません。
しかし小生は次回からも自分でDIY施工しますが。
おしまい。
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